脳性麻痺の原因とは
腰痛や肩こりといった身体の痛みや不調に鍼治療を行ったり、リハビリに鍼治療を取り入れたり、鍼治療は私たちの健康をサポートする方法の1つとして多くの方に活用されています。脳性麻痺や脳卒中後の後遺症などに鍼や灸を取り入れたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
幼児期に診断される脳性麻痺
母親のお腹にいる胎児の時から出生後4週までに、何らかの原因で脳の一部に傷がつき、姿勢や運動などに影響を与える後遺症が脳性麻痺です。手足を動かすために命令を出す運動神経、見たり聞いたりする感覚神経、記憶したり悲しんだり考えたりする高次神経など、胎児や新生児と言っても脳は様々な機能を司っており、傷つく場所によってどんなことが出来ないのか、どんな障害が生じるのかが変わります。
風邪や腹痛、骨折などは元通りになりますが、脳の神経は一度傷つけると新しく出来ないので、傷がついた部分が司る働きが弱くなります。脳性麻痺の原因は遺伝的要因をはじめ、脳梗塞や脳出血といった脳血管障害、胎内での感染症、分娩時の呼吸循環状態が悪くなる仮死などが挙げられます。子どもが2、3歳に成長してから診断されるのが一般的です。
成人の脳の病気による後遺症
成人になってから脳性麻痺と同じ原因で同じ症状が出た場合、脳性麻痺とは言わず原因に由来する診断名で呼ばれます。例えば、脳卒中の中でも多い脳梗塞を発症した場合、後遺症は1年程度で回復可能な範囲までほぼ回復し、その後の変化はあまりありません。しかし脳性麻痺児は、小児という成長段階にあることから多年に亘って様々な変化を生じ、様々な状態を引き起こします。一般的には、運動機能を習得するまでに15年程度を要すると言われています。
脳性麻痺で多いのが運動機能に現れる障害で、成人であれば習得された運動機能の範囲内で回復しますが、運動機能が完全に習得されていない小児の場合は回復可能な範囲というものがほとんどありません。成長に伴って障害が進行していくこともあり、成人と幼児期によって予後が著しく異なることから後遺症の呼び方を区別しているのです。鍼灸院も身近になり、気軽に通うことが出来ます。
伊勢崎市にあるきよ治療院ではカウンセリングから行い、鍼灸施術など、それぞれのお悩みに適した施術メニューをご提案いたします。身体に痛みや不調があるという方は、お気軽にお越しください。