自律神経の乱れが原因の疾患とは・・・|伊勢崎市の鍼灸マッサージ院 きよ治療院が解説
2020-10-13 [記事URL]
伊勢崎市の鍼灸マッサージ院 きよ治療院です。
激変する生活様式や社会情勢、会社や家庭など様々なものから私たちはストレスを受け続けています。自律神経は身体の活動を維持するため、24時間働き続けこれらのストレスに対応しています。しかし、これらのストレスにより自律神経の働きが乱れると、身体の器官に様々な不調が現れてきます。今回は自律神経が乱れることにより起こってくる疾患について伊勢崎市の鍼灸マッサージ院 きよ治療院が解説します。
自律神経の乱れが原因の疾患
自律神経失調症
自律神経失調症は、精神的ストレスや過労などにより自律神経が正常に機能しないことにより起こる様々な症状の総称です。自律神経の乱れにより、心や心身に不調が表れます。
全身の症状としては倦怠感、不眠、疲れがとれないなどの症状が現れます。
器官的症状として、頭痛、動悸、不整脈、めまい、のぼせ、立ちくらみ、便秘や下痢、冷えなど多岐に渡します。
精神的症状としては、情緒不安定、イライラ、不安感、うつなどの症状が現れることがあります。
これらの症状がすべて現れるわけではなく、人により現れる症状が大きく違うのも特徴です。
神経性胃炎(機能性胃腸症)
過労や精神的ストレスが原因でおこる胃炎です。しかし、胃炎だけでなく様々な症状がありったり、炎症のない場合もあるので近年では機能性胃腸症と呼ばれています。
自律神経が乱れることにより、胃痛、胃もたれ、胸やけ、腹部膨満感、吐き気、気分がふさぐ、のどがつかえるなど、多彩な症状が特徴です。
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群とは、検査で調べても腸に病気などの異常が見つからないのに、腹痛をともなう下痢や便秘などを引き起こす病気のことです。
便秘や下痢が続き、時には交互に繰り返すこともあります。
身体的・精神的ストレスを受けて、自律神経のバランスが崩れ腸が知覚過敏になり、腹痛や便の異常を引き起こすとされています。
メニエール病
ストレス、疲れ、睡眠不足が誘因となり、内耳のリンパ液に異常が生じることにより起こります。難聴、耳鳴り、をともなう回転性のめまいが起こります。自分や周囲がぐるぐると回り、吐き気や嘔吐をともないます。長期化すると耳鳴り・難聴が進行します。
過呼吸症候群(過換気症候群)
不安や極度の緊張など精神的ストレスがきっかけとなり、突然速い呼吸を繰り返す疾患です。動悸や酸欠状態のような息苦しさを感じ速い呼吸を繰り返すことで、血液中の二酸化炭素が排出され血液がアルカリ性に偏り、身体に様々な症状が現れます。
手足のしびれや筋肉のけいれんなどを生じ、不安のためさらに呼吸が速まる悪循環に陥る事もあります。
重傷でない場合は、一般的に予後はよく、数時間程度で症状は改善します。
起立性調節障害(Orthosatic Dysregulation,OD)
自律神経の調節力が弱いために起こる、自律神経失調症のひとつ。自律神経の機能不全により交感神経による調節がうまく働かないため、起立時に血液が下半身に移動してしまい脳への血流が低下してしまう疾患です。立ちくらみや、失神、倦怠感、動悸、頭痛、朝起きられないなどの症状があります。
自律神経の乱れの対処法
精神的なストレスを溜めない
家庭や会社などでのストレスを抱え込んで心身の疲労を招かないことが大切です。気持ちをコントロールしたり、気分転換などでリフレッシュしましょう。問題を一人で抱え込まず、誰かに相談するなどして上手な解消法を身につけることも大切です。
リラックスした生活をする
自分なりのリラックス方法を見つけましょう。例えば音楽を聴いたり、ぬるめのお湯にゆっくりとつかったり、アロマテラピーを取り入れるなど、心身共にリラックスできることを見つけましょう。また、気持ちの上でもマイペースでゆったりした気持ちで物事に対処するようにしましょう。
生活習慣を見直そう
食事、睡眠、仕事、運動、休養などの生活を規則正しく行うと身体のリズムも整います。睡眠を十分にとり、食事も1日に3回決まった時間に摂るように心がけてください。適度な運動や休養も大切です。
適度な運動をする
適度に身体を動かすことで、運動不足の解消はもちろん、気分もすっきりして精神的な充実感も得られます。定期的に運動を行うことで、生活のリズムも作ることができます。自身のペースで、無理なく行える運動から始め運動の習慣をつけましょう。
さらに詳しく知りたい方は
「自律神経を整える生活習慣とは・・・|伊勢崎市 鍼灸マッサージ きよ治療院が解説」
をお読みください。
心身の不調を感じている人は是非実践してみてください。
それでも改善しない場合は、ひどくなる前に鍼灸治療を試してみてください。
鍼灸治療は、身体と心と自律神経に優しい治療法です。
きよ治療院は伊勢崎市内の方は勿論、伊勢崎市外からも多数ご来院いただいております。
伊勢崎市の鍼灸マッサージ きよ治療院
診療時間:午前 9:00〜12:00
午後 15:00〜20:00(最終19:00)
診療日 :月・火・水(午前のみ)・金・土・日 休診日 木
住所 :群馬県伊勢崎市連取町3283−6
TEL :0270−75−3443
食欲不振 朝起きられない 中学生の症例|伊勢崎市 鍼灸マッサージ きよ治療院
2020-09-08 [記事URL]

<症例報告>
中学生 女性 太田市在住
中学1年生の頃より学校で気分が悪くなることがあった。
当初は学校で休んでいるとよくなっていたが、2年生になると気分が悪くなることも多くなってきた。
さらに朝体調が悪く学校を休むようになった。
3年生の現在では、月に何度か学校にいけない日がある。
また、ここ最近では、朝気分が悪く起きられないだけでなく、食事も食べられなくなり両親が心配し来院することになった。
<症状>
食欲不振 頭痛 めまい 吐き気 倦怠感
<所見、治療>
ここのところ体調が悪く、学校を休んでいるが受験を控え心配している。
午前中は体調が悪くゴロゴロしていて、食事もとれない状況である。
午後になると多少動けるようにはなるが、食欲はない。
病院にて低血圧との診断をうける。
顔色はあまりよくなく、脈弱。
午前中に症状が増悪し低血圧とのことより起立性調節障害と判断。
自律神経を整えつつ、脾胃をととのえる事をメインに施術。
初診〜3診
当初、施術中に気分が悪くなるか心配し頻繁に水を飲んでいたが、
施術中に水を飲むことはなくなり落ち着いて施術を受けられるようになる。
徐々にではあるが、食事もとれるようになってきた。
4〜6診
午前中はあまり体調はよくないが、食事もとれるようになってきた。
また、学校へも行ける日が増えてきた。
7〜10診
食事もとれるようになり、以前のように通学できるようになったので、
ここで施術を終了する。
<治療家の意見>

思春期に自律神経のバランスが崩れ起立性調節障害になる子供は多く、
この頃の年代の10人に1人が起立性調節障害と言われている。
起立性調節障害の症状は多岐にわたり、ストレスにより悪化する。
今回は受験を控えるなか、起立性調節障害により学校を休みがちな事による不安が症状の増悪につながったと思われる。
胃腸を整え体力のベースをあげ、脳への血流を改善するツボを使い症状を改善した症例。
鍼灸治療は、身体と心と自律神経に優しい治療法です。
伊勢崎市の鍼灸マッサージ きよ治療院
診療時間:午前 9:00〜12:00
午後 15:00〜20:00(最終19:00)
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自律神経のバランスが原因の起立性調節障害につて 伊勢崎市の鍼灸院 きよ治療院が解説
2020-09-04 [記事URL]

朝起きられない 学校も休みがち もしかしたらそれは起立性調節障害かも
朝起きられない。
目が覚めても、顔色が悪く、ぼーっとしている。
起きようとするとふらふらする。
日中はだるく、ゴロゴロしている。
こんな状態が続いた結果、遅刻、欠席が増えていく。
もしかしたらその原因は起立性調節障害なのかもしれません。
起立性調節障害とは
体の調節は自律神経によって調節されています。
例えば、
「食べたものを消化する」
「走ると心臓が早くなる」
「汗をかいて体温を調節する」
などといったものはすべて自律神経によって調節されています。
この自律神経の機能がうまく働かなくなる病気が、起立性調節障害なのです。
人は朝になると「交感神経」が活発になり、活動できるようになります。
また、夜になると「副交感神経」が活発になり、寝る準備をします。
例えば、朝目覚めて起き上がると、重力で血液が脳から足の方へと移動します。
この時に、交感神経の働きにより血管を収縮させて血圧をあげようとします。
それと同時に副交感神経の活動が低下し、心拍数があがり脳への血流が保たれます。
しかし、起立性調節障害になると、この自律神経が正しく働かなくなり、朝になっても交感神経が働き出さなくなったり、起き上がろうとしても脳への血流が保てなくなったりします。
朝になっても交感神経がうまく働かないわけですから、なかなか起きられなくなります。
また、全身に十分血液を運べないので、立ちくらみや全身の倦怠感、頭痛や吐き気など様々な症状が起こってきます。
交感神経が働き出すのが遅いので、その結果として夜中でも交感神経が働き続け、夜なかなか眠れなくなります。
「朝起きられない」
「1日中ゴロゴロしている」
「夜になると元気になる」
「夜更かしをする」 など、
一見「怠惰」な生活をしているように見えてしまします。
しかし、これは起立性調節障害という病気なのです。
起立性調節障害はどのように診断されるの?
起立性調節障害が疑われる場合、鉄欠乏性貧血や甲状腺機能異常など、よく似た症状の病気の検査が行われます。
その結果に問題がないと、起立血圧試験を行います。
起立血圧試験とは
1 ベッドなどに横になり、10分後に3回血圧を測ります。
2 起立した直後に再度血圧を測ります。
3 起立したまま1分ごとに計測を行います。
計測では、最高血圧(収縮期血圧)、最低血圧(拡張期血圧)、心拍数、起立時のふらつき、動悸、倦怠感の有無などをみます。
起立性調節障害の治療法は?
起立性調節障害の治療は、学生であれば学校と連携して、薬物療法、非薬物療法、心理療法を組み合わせて行われます。
家庭でできるセルフケアは?
1 立ち上がるときにはゆっくりと
寝た状態や座った状態から、いきなり立ち上がると、脳への血流が急激に低下して気分が悪くなるので、十分に時間(30〜60秒)をかけて立ち上がりましょう。
2 水分を多めにとる
血液循環を正常に保つために、水分は十分にとりましょう。脱水症になると血液の循環が悪くなり、低血圧を起こす易くなります。具体的には1日に1.5〜2.0リットルとるようにしましょう。
3 塩分を多めにとる
塩分には、水分を体内に留める作用があり、血圧低下を予防してくれます。1日に10グラムを目安にとりましょう。
4 規則正しい生活を送る
自律神経が乱れて、朝起きられない、夜寝付けないという状態で、生活のリズムを整えることは容易ではありません。しかし、夜11時になったら布団に入る。朝7時になったらカーテンを開け朝日を浴びる。など、規則正しい生活を心がけてください。
5 よい食生活を心がける
食事によってあなたの体はできています。食べ物は健康を左右する一番重要なものです。なるべくバランスのとれた食事を心がけてください。
最後に
起立性調節障害はなかなか他人には理解されにくい病気です。
本人も周囲も不安になる病気です。
ともすると「怠けている」「気合いが足りない」などと、心ない言葉を受けかねません。
本人も周りも共に穏やかに治療に専念できるよう正しく理解しましょう。
鍼灸治療は、身体と心と自律神経に優しい治療法です。
伊勢崎市の鍼灸マッサージ きよ治療院
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