つらい不眠症、自律神経が原因かもしれません|伊勢崎市 鍼灸 整体 きよ治療院
2020-09-15
夜、布団に入ったのになかなか寝付けない。
寝ても途中で目が覚めてその後眠れない。
夜中に何度も目が覚めて寝た気がしない。
疲れがとれない。
このような「眠りたいのに眠れない」という夜を過ごした経験があると思います。
眠れないのが一時的なのであればさほど苦にもなりませんが、これが何日も続き日中の眠気やだるさ、集中力の低下、仕事や家事に支障が出てくると問題です。
眠れないことで生活に支障が生じてくるとそれは「不眠症」です。
不眠症には環境に原因があるものや、夜間頻尿などの別の疾患による原因のものもありますが、自律神経が関わっているものも多数あるのです。
今回は不眠と自律神経について解説いたします。
不眠症の4つのタイプ 〜あなたの「眠れない」はどのタイプ?〜
不眠症の4つのタイプ
入眠障害
布団に入ってから眠るまでに長い時間かかってしまうケース。不眠症の中で最も訴えが多いタイプ。
中途覚醒(睡眠維持障害)
眠りについた後に何度も目が覚めてしますケース。泌尿器の病気による夜間頻尿が原因のことも。高齢者に多い。
早朝覚醒
朝早くに目が覚めてしまい、まだ眠りたいのに眠れないケース。高齢者に多い。うつ病で現れることもある。
熟眠障害
睡眠時間はとれているのに、朝起きたときにぐっすり眠った感じがしないケース。
5つの眠れない理由とは
不眠症の原因は大きく分けて次の5つの要素に分けられます。
生理的な要因
生活習慣や眠るための環境が原因のものです。例えば夜勤で昼間寝なくてはならない場合、部屋が明るい、周りがうるさいなど寝るための環境が整っていなく生理的に眠れないと思います。
心理的な要因
不安や怒りで眠れない。遠足の前日にうれしくて眠れないなど、誰でも経験があると思います。
薬理的な要因
飲食物や薬物が原因となるものです。例えばお茶やコーヒーなどに含まれるカフェインは眠気を覚ます効果がありますし、アルコールも睡眠を妨げることがあります。また、パーキンソン病の薬などが、不眠症を起こすことがあることが知られています。
身体的な要因
痛みや咳など他の病気による症状によって眠れないことがあります。夜間の頻尿により何度も目が覚めてしまう事もこれに入ります。また、睡眠時無呼吸症候群などは睡眠の質に関わってきます。
精神医学的な要因
精神的な病気(うつ病、神経症、統合失調症など)は、不眠を伴います。
睡眠と自律神経の関係
自律神経は身体の環境の調節をしています。
例えば、運動をした時に脈拍数が増えるとか、暑い時に汗をかくなどといった事は自律神経の働きによるものです。
自律神経には2種類あり、交感神経は活動をする時に働き、副交感神経は休息の時に働きます。身体はこれら2種類の自律神経によって制御されています。
夜、眠るときには昼間の主役の交感神経から夜の主役の副交感神経へと切り替わります。
しかし、昼の主役の交感神経が夜になっても主役をゆずらないと不眠になってしまいます。
寝るときに交感神経が活発に働いてしまう原因のうち、環境や薬理的な要因、身体的な要因は、その原因を取り除くことにより改善します。
しかし、それ以外の特に原因の分からないものについては、自律神経のバランスを整えることが必要になってきます。
あなたの眠れない原因は何でしたか?
環境や身体的要因ではない場合、自律神経のバランスが崩れた事による不眠かもしれません。
自律神経のバランスを整えて、十分な睡眠を取り戻しましょう。
鍼灸治療は、身体と心と自律神経に優しい治療法です。
伊勢崎市の鍼灸マッサージ きよ治療院
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