伊勢崎市 自律神経の簡単セルフケア
2017-01-16
最近、自律神経の乱れ(交感神経の亢進)を訴える方が多いですが、
患者さんに「改善のために普段どんな事をしたらよいか?」とよく聞かれます。
そこで、手軽に出来る自律神経の調整方法をいくつか紹介していきますね。
出来るものから実践してみて下さいね。
自律神経とは
セルフケアの紹介の前に、まずは自律神経について簡単に説明しますね。
自律神経には活動時に活発になる交感神経と、リラックスしたときに活発になる副交感神経があります。
車にたとえると、動くためのアクセルと止まるためのブレーキになるでしょうか。
ただこの車は、自分で運転する車ではなくタクシーのようなもの。
普段は行き先を伝えると、運転手さんが状況に応じてアクセルとブレーキを上手に調整して運転してくれます。
この運転手さんが、周りの状況を無視して無謀運転をしている状態が自律神経の乱れでしょうか。
本来、徐行や一時停止のところを無視してしまっている状態です。
では、具体的に自律神経がどんなところを調節しているかというと、自分では意識的に動かせない心臓などの内臓の動きです。
心臓や胃腸の動きは無意識で調節されていますよね。
この自分の意識では調節できない自律神経をどの様に調節していったらいいのでしょうか?
簡単にできる自律神経の調節方法とは
あなたは興奮したときや緊張したときに、落ち着くためにどんなことをしますか?
多くの人は深呼吸をすると思います。
そう、呼吸方法によって自律神経の調整が出来るのです。
実は鍼治療でも呼吸を意識して鍼を打つのと、
意識しないで鍼を打つのでは、治療の効果が全然違ってきます。
では、呼吸法をご紹介します。
やり方としては、
3〜5秒かけてゆっくり鼻から吸って、
その倍の時間をかけさらにゆっくり口から吐く。
これを、2、3分続けると副交感神経が優位になってきます。
長息は長生きですね。
どうぞ試してみて下さい。