
伊勢崎市在住の40代の女性より以下のようなご相談を受けました。
【ご相談】
最近夜眠れなくなりました。朝起きても体の疲れがとれず何かをする気になりません。
また特に理由もないのに
不安になったり、急にドキドキしたりします。
自分では
自律神経失調症ではないかと思うのですが、これは
自律神経失調症なのでしょうか?
【回答】
自律神経の乱れによる不眠は珍しくありません。また、
自律神経の乱れは身体的症状だけでなく、精神的な症状としても表れます。思い当たる原因のない不安感や焦燥感などは自律神経症状の可能性があります。この方の場合はこのような症状を起こす他の疾患がありませんでしたので、
自律神経失調症であろうと判断しました。
結局この方は当院で
自律神経の施術を受けよくなりました。
このような症状でお困りの方は多いのではないでしょうか?
ということで、今回は
自律神経失調症についてお話しします。
自律神経ってどんなことをする神経?
動物には行動するための神経と、自分の体の状態の
バランスをとるための神経があります。
行動するための神経とは、手足を動かすための神経で自分の意思通りに動かすことができます。
これに対し体の状態のバランスをとる神経は、汗をかいて体温を保ったり、血圧を調節したりする神経で、自分の意思では動かすことができません。
この神経のことを
自律神経といっています。ですので、
自律神経は体の状態と深く関わりのある神経なのです。
自律神経には体を動かして活動するための
交感神経と休息するための
副交感神経の2種類があります。
これらは互いに、シーソーのようにバランスをとりながら活動しています。
自律神経失調症の症状
自律神経は体の状態を正常に保つための神経ですから、そのバランスが崩れると全身の機能に影響を及ぼして様々な症状が現れることがあります。
その症状は突然に現れたり、また、別の症状が違うところに出るなど、同時にいくつもの症状が現れることもあります。
身体的症状だけではなく、精神的な症状なども現れることがあります。
主な症状をまとめてみました。
身体的症状
慢性的な疲労 めまい だるさ 頭痛 動悸 ほてり 不眠 便秘 下痢
微熱 耳鳴り 手足のしびれ 喉の不快感 頻尿
精神的症状
イライラ 不安感 落ち込み やる気が出ない 憂鬱になる 焦燥感 記憶力、 集中力の低下
自律神経失調症の原因とは
自律神経のバランスが崩れる原因はいくつかありますが、仕事や人間関係による
精神的ストレスだけでなく、過労や環境などの
身体的ストレスがあります。
また、夜更かしや夜勤などの生活のリズムの乱れも自律神経のバランスを崩す原因となります。
更年期障害ではホルモンの分泌が減少するために、
自律神経に乱れを生じ、
ほてり・めまい・頭痛・不眠などの症状が現れます。
また、パーキンソン病などのある種の疾患の症状の一部として
自律神経症状が現れることがあります。
自律神経失調症の対策
自律神経失調症の対策としては、ストレスのない生活を心がけることが一番です。
ストレスというと精神的ストレスだけを考える方がいらっしゃいますが、実は身体的ストレスも重要です。
例えば、「スマホをよく観ていて首がこる」なども身体的ストレスになり、自律神経失調症の原因となります。
ですので、心身をリラックスさせるだけではなく、生活のリズムや過労などに気をつけ、適度な運動をするなど生活全般を見直し、ストレスが少なくなるよう心がけることが大切なのです。
鍼灸治療は、身体と心と自律神経に優しい治療法です。
伊勢崎市の鍼灸マッサージ きよ治療院
診療時間:午前 9:00〜12:00
午後 15:00〜20:00(最終19:00)
診療日 :月・火・水(午前のみ)・金・土・日 休診日 木
住所 :群馬県伊勢崎市連取町3283−6
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