原因不明!のどがつまる!ヒステリー球とは|伊勢崎市の鍼灸マッサージ院 きよ治療院が解説
2020-10-21
伊勢崎市の鍼灸マッサージ院 きよ治療院です。
つばを飲み込むときに違和感がある。実際には詰まっていないのに、何か種の様なものが詰まっている感じがして気持ち悪い。けれど検査をしても何の異常もない。そんな症状に悩まされていませんか?それは自律神経から来るのどのつまり感です。ヒステリー球とか咽喉頭異常感症といわれています。実は、このようなのどのつまり感を訴える方は多く、原因が分からず色々な検査を受けている方も少なくありません。
今回は、のどのつまり感、ヒステリー球について伊勢崎市の鍼灸マッサージ院 きよ治療院が解説します。
ヒステリー球(咽喉頭異常感症)とは・・・
太田市在住 30代 女性 Sさん
半年ほど前より、のどに違和感を感じるようになりましたが、食事をしても特に問題がなかったのでしばらく様子を見ていました。しかし、のどのつまり感はつばを飲み込んでも、うがいをしても効果がなく、よくなることはありませんでした。症状が続くので内科を受診し検査を受けましたが、胃や食道に特に問題は見つかりませんでした。そこで、次に耳鼻咽喉科を受診して検査しましたが、やはり異常は無いということでしたが、咽喉頭異常感症という説明を受けました。
咽喉頭異常感症とは、「のどがつかえる」「しめつけられる」など、のどの違和感、異常感覚はあるが、器質的には問題はありません。自律神経失調症やストレス、不安などの心因的なものが関係している場合があります。一般的に「ヒステリー球」と呼ばれているものです。
精神的、肉体的ストレスにより自律神経が乱れ、交感神経が必要以上に働きすぎて食道の筋肉を異常収縮させます。その結果のどに違和感やつまり感が感じられます。
ストレスにより首肩が緊張して、のどに違和感が出たり、女性ですと妊娠、出産、更年期などホルモンのバランス崩れにより自律神経が乱れ、つまり感が出現したりします。
症状としては
のどに何か詰まっている。
のどに何かが引っかかる。
のどに塊がある。
のどが塞がる。
のどがイガイガする。
のどの奥が腫れている。
胸がつかえる。
などが続き、嚥下障害や嚥下時痛はありません。
ヒステリー球を東洋医学的に見ると
東洋医学にもヒステリー球と同じ症状のものがあります。
それは「梅核気・ばいかくき」といわれるものです。梅核気はのどに異物が詰まった感じがして、吐き出そうとしても飲み込もうとしてもとれない症状を主症状としています。しかし、飲食物の通過には支障がないもので、女性に多く見られる病症です。
これは肝と脾の病症で、感情の失調により肝気が上逆し、また、脾の機能低下により痰が生じ、肝気と痰がのどの部分で症状をおこすとされています。
ヒステリー球に効くセルフツボケアは?
梅核気・ヒステリー球の鍼灸治療で使うツボに天突というツボかあります。
このツボは首にあるので、指でギュウギュウと押すというわけにはいきませんので、このツボの両サイドにある胸鎖乳突筋という筋肉を指でつまむように刺激してください。
次に首の後ろにある頸百労というツボです。このツボは名前の通り首の百の疲れをとるとされるツボです。椅子の背もたれに寄りかかり、上を向きゆっくりとこのツボを指で刺激してください。項頸部の緊張がとれ交感神経の興奮が緩和されます。
のどのつまり感でお悩みの方は一度試してみてください。
ちなみにSさんですが、この後投薬による治療を行いましたが、あまり効果が無く、いくつか病院を変えた後に当院に来院。
鍼灸治療を継続し、症状はずいぶんと楽になりました。のどのつまり感でお悩みの方は、鍼灸治療を試してみるのもよいかもしれませんね。鍼灸治療は、身体と心と自律神経に優しい治療法です。
きよ治療院は伊勢崎市内の方は勿論、伊勢崎市外からも多数ご来院いただいております。
伊勢崎市の鍼灸マッサージ きよ治療院
診療時間:午前 9:00〜12:00
午後 15:00〜20:00(最終19:00)
診療日 :月・火・水(午前のみ)・金・土・日 休診日 木
住所 :群馬県伊勢崎市連取町3283−6
TEL :0270−75−3443