首がぎくっとして痛くなり動かせなくなった症例|伊勢崎市 鍼灸整体 きよ治療院
2018-06-05
<症例報告>
70代 男性
昨晩、しゃがんで前屈みの姿勢で頭を洗って流している時に、頭の水を前に切ったところ首がぐぐっとなった。
直後より首が痛くなり動かすことが出来なくなってしまった。
首を動かすと痛いので、しばらく動くことが出来ずうずくまっていた。
その後なんとか動けるようになったが、痛みは治まらず、見かねた家族の勧めで翌日に当院に来院。
<症状>
急に首が痛くなり首を動かすことが出来ない
<所見、治療>
痛みのため首の前屈、後屈が出来ない。
左右の回旋は可能。発赤や熱感はない。
また、手や足に痺れや動かしにくさ等の違和感は特になし。
足の太陽経筋の損傷が原因の首の運動制限と判断。
膝のツボと足の太陽経筋を使い治療を行った結果、痛みと運動制限が改善。
2回の施術にて痛みと運動制限がほとんど消失したので終了。
<治療家の意見>
足の太陽経絡は身体の背面を通っているが、今回うつむいた姿勢で水を払ったときに力が加わって経筋が損傷し前屈が出来なくなってしまったケース。
そのため、初回の施術後、真っ直ぐ立ったまま下を向けず、膝を曲げると痛みが緩和するという症状が現れた。
これは損傷した足の太陽経絡が伸ばされると痛みが出るため、完全に伸ばされないように膝を曲げると痛みが緩和される事によるものと考えられる。