授乳中のため頭痛の薬を飲みたくない症例|群馬県伊勢崎市 鍼灸整体 きよ治療院

授乳中のため頭痛の薬を飲みたくない症例|群馬県伊勢崎市 鍼灸整体 きよ治療院

2018-06-23

<症例報告>

20代 女性
以前より偏頭痛を持っていたが、ここ1・2ヶ月頭痛の頻度が増してきた。
現在、子育てで授乳中のため薬を飲むにに抵抗があり、医師に相談したところ「鍼を試してみては?」との事で、当院に来院。

<症状>

ここ1・2ヶ月前より頭痛が頻繁に起こるようになった。
最近ではほぼ毎日のように頭痛が起こる。
頭痛は頭の後ろや目の奥が痛くなる。

<所見・治療>

頚部、後頭下筋群や板状筋に緊張が認められた。
また、大後頭神経部位に圧痛も認められた。背部、肩甲間部や脊柱起立筋にも圧痛あり。
度重なる授乳により足太陽経筋が損傷し頚部にトリガー形成が起こった事による緊張性頭痛と偏頭痛の混合性頭痛と判断。
気血の流れを促すことを目的に疎通経絡を行う。
1〜4診
頭痛の頻度と頭痛の痛みが改善され、ほぼ頭痛が気にならなくなってくる。
5〜8診
背部の痛みは施術後にはなくなるようになる。施術間隔を空けても今までの様な症状が起こらなくなった。

<治療家の意見>

今回は授乳や抱っこなどで背部の筋を酷使した事による経筋の損傷が原因の頭痛と首から背中にかけての痛み。
最近は赤ちゃんを背中におんぶするのではなく、前で抱える抱っこひもを使う人が増えているので、余計に背中の経筋が損傷しやすい状況にある。
肩や背中のコリ易い方は、なるべく背中に負担のかからない姿勢を取るように心掛けたい。
また、今回のケースでは、緊張性頭痛が起こらなくなったことで、偏頭痛も治まった症例。
緊張性頭痛が偏頭痛を誘発していたと思われる。


院長:根岸 清人

院長:根岸清人

大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う。
大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。

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