鍼灸師の資格ってどうやってとるの?
2017-06-19
みなさんは鍼灸治療を受けたことがあるでしょうか。鍼や灸をしっかり体のツボに当てる鍼灸師ってすごいですよね。今回はあなたに鍼灸師について知っていただくために、どうすれば鍼灸師になれるのか、資格の説明と取得するまでの流れについて書いていきたいと思います。
鍼灸師とは、鍼や灸を使って患者の身体のバランスを整えて、身体の機能を回復させることを専門とした人です。鍼灸師になるためには「はり師」「きゅう師」の資格が必要なので、資格を取得するために専門学校で高度な知識と技術を勉強します。
また、鍼灸師の資格についてインターネットには『高等学校卒業後、鍼灸専門学校・鍼灸大学・鍼灸短期大学等の教育機関で各種の医学ならびに技術の勉学を一定期間受け卒業試験に合格した後、さらに国家試験に合格しなければ資格が取得出来ません。その後も各種の学会、研究会、講習会にて卒後教育に励まなければなりません。』とあります。
以上述べたように現在鍼灸師として働いている人は全員、専門学校に入り勉強や実習に励み、そして専門学校卒業後に国家試験に合格した人なのです。
○専門学校で何を学ぶのか
鍼灸師になるための養成機関には、厚生労働大臣や文部科学大臣に認定された専門学校や短期大学があります。また、仕事をしながらでも資格が取れるように、夜間部があるコースもあります。それらの学校ではどのようなことを学ぶのでしょうか。
・基礎医学
解剖学、生理学、衛生学、公衆衛生学、病理学などの基礎医学を学びます。鍼灸を学ぶ学校ですが、まずは医学の基礎知識について学びます。そして2、3年目になるとその知識の応用を学びます。
・美容鍼灸などの専門的な知識
リフトアップやダイエットなどが目的の美容鍼灸や、スポーツによる怪我の治療・予防が目的のスポーツ鍼灸などの知識です。そのような知識を得ることによって各自の専門性を高め、細分化されたニーズに答えて鍼灸治療の可能性を広げるための勉強もしています。
○鍼灸師の仕事場について
資格取得後の鍼灸師の仕事場は鍼灸院だけではありません。スポーツ鍼灸を活用したスポーツトレーナー、エステでの美容鍼灸、介護福祉施設などでも鍼灸師は活躍しています。
私は鍼灸学校で教えていましたが、プロ野球専属トレーナーや各種スポーツのオリンピック選手トレーナーなどで頑張っている卒業生が沢山います。
いかがでしたか。鍼灸師になるためには多くの知識が必要で、専門学校で三年という長い時間をかけて勉強しています。また鍼灸師の資格は国家資格なので、治療を受ける時は安心して受けることができます。